院長ごあいさつ
“緑内障”って知っていますか。
家庭用医学書を見ても正しく記載されているものは多くありません。
外来に来られた患者さんのほとんどは間違って理解しているか、全く知らないと言う方ばかりです。
緑内障の多くは、視力低下や痛みなどの症状がなく、最後になって物が見えなくなる病気です。
決して珍しい病気ではなく、2002年度の岐阜県多治見市で実施された調査では17〜20人に1人が緑内障であるとの結果でした。
白内障では濁った水晶体を人工的な物に取り替えればよいわけですが、一度緑内障になりますとこの様な治療は全く不可能になります。外来で診療していますと、最近物が見にくくなったとの理由で診察に来られた患者さんの中にその原因が末期の緑内障であったということがしばしばあります。
緑内障は失明原因の上位を占める怖い病気ではありますが、早期発見することにより、多くの人を失明から救うことが可能になっています。
しかし大部分の緑内障では、症状が全くないために発見が遅れてしまうことも事実なのです。
少しでも多くの方が、緑内障についての理解を深め、一生を通して良好な視機能を維持されるように緑内障専門医として皆様に貢献できるよう努めております。
私どものホームページは1996年に開設し、大変多くの方にご利用いただいてきましたが、皆様のご指摘を取り入れ、2014年2月に内容を一新させていただきました。今後もご意見やご指導を頂ければ幸いに思います。
院長 山林 茂樹
院長プロフィール
- 略歴
- 医師歴30年以上 緑内障専門医 医学博士
- 信州大学医学部 元講師
- 山梨医科大学眼科学 元講師
- 医療法人碧樹会山林眼科 院長
- 日本緑内障学会 元評議員
- 藤田保健衛生大学 客員教授
- 名古屋市立今池中学校、名古屋市立若水中学校 校医
- 専門
- 緑内障診療(診断と治療)
- 資格
- 日本眼科学会 会員(眼科専門医)
- 日本緑内障学会 会員
- 日本眼科手術学会 会員
- 日本電子顕微鏡学会 会員
- 日本解剖学会 会員
- 日本眼科医会 会員